こんにちは葛飾区立石の葬祭場「想送庵カノン」です。
先週、急逝された中山美穂さんの妹であられる 中山忍さんが綴った葬儀のご様子の中で、火葬までの安置時間について書かれておられます。
その中に弔いの本質ともいうべきものを感じましたので、ご紹介致します。
「最近での、一番のお気に入りだったドレスを纏い、楽しそうに歌う姉の写真を中央に、好きだった色取り豊かな花々で飾っていただいた祭壇は、華やかでキラキラしていて、最後のステージのようでした。
お別れまでのほんの数日間ではありましたが、子供の頃に戻って枕を並べ、姉の横顔を見つめながら眠りについたこの穏やかなひとときは、私の宝物となりました。
そして、何より姉が幸せを願ってやまない愛する息子と、再会の時間をもたせてあげることができました。手を繋ぎ、そっと寄り添う2人の姿は、とてもとても幸せなものでした。」
このコメントは、「ご遺体のケア」「その人のためだけのお飾り」そして何よりも「愛する人との最後の「弔いの時間」をゆっくり過ごすことの大切さ」を、改めて教えてくれました。
中山美穂さんが姉妹で、そして息子さんと豊かな弔いの時を持つことができて本当に良かったと思うのです。
愛する人が旅立った時、ただただ傍にいたいと思うのは当然のことです。
でも、故人さまがご自宅に戻れない場合、その希望を叶えるのはとても難しいということを、皆さまはご存じでしょうか?
その場所が都内に殆どない事からカノンが誕生しました。
想送庵カノンは単なる葬儀式場ではありません。
私も娘が旅立った時に、隣で過ごした時間は今でも宝物です。
その時間を皆さまにも過ごしていただきたい一心でカノンを設立しましたから、記事を読み、やはり大切なことなのだ、頑張ってきて良かったとしみじみと思いました。
これからも故人さま、ご遺族の皆さまがゆっくりと最後の時間をお過ごしいただけますよう頑張って参ります。カノンを宜しくお願いします。
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