こんにちは。
葛飾区立石の葬祭場 想送庵カノンです。
今回は、お母さまの体調がすぐれないとのご相談を娘(長女)さんご夫妻から頂いた時のお話をさせていただきます。
そのお宅では、これまでのご家族内での話し合いで、ご実家でお母さまと同居されている妹さんが土地も家屋も全部相続する事になっているとの事ですが、最近その妹さんは心に病を抱え、現状何もできない状態とのことでした。
ですので、ご実家の掃除やお母さまの食事や日常のお世話も、全部お姉さんが通ってやっておられるそうです。
ただ今の決め事のままだと遺産は全部妹さんに行くことになってしまい、実際に大変なお世話をしたり、またお母さまが亡くなった後の祭祀(仏事?)もしなければならないお姉さまには何も残らないことになります。
心の病を持つ妹さんを相手に複雑な話をまとめるのは大変なことです。
ですのでお母さまの認知機能が健全である今のうちに、改めて遺産相続に関する遺言書を作っておく事をお勧めしました。
私どもは斎場を提供する立場ですが、今回お話を伺って、実際の葬儀の相談よりももっと大事な相談もある事が良く判りました。
カノンはご近所に住んでおられるお姉さんの散歩コースらしく、カノンの横断幕「ご相談の案内」を見て軽い気持ちで立ち寄ったとのことでした。
これからもカノンはご葬儀だけでなく、そこに至るまでのさまざまなご相談に乗って、皆さまのお役に立って参ります。
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