こんにちは。
葛飾区立石の葬祭場、想送庵カノンです。
今日は4月14日(日)に予定している第11回カノンカフェ「親のための終活」、その中の公正証書の大切さについてお話をさせていただきます。
※カノンカフェとは毎回テーマを決めて講師の先生をお願いし、カノンの4階で、気軽な座談会のような雰囲気で行う参加費無料、お茶菓子付きのセミナーのことです。
2年ほど前からご自分の終活のことでカノンに相談に来られていた80代の女性がおられます。大きな病気をして手術、無事に退院されましたが、今後の事については事情もあって親族を頼りたくないとのことでした。ただ甥御さんのお嫁さんとは仲が良く頼りたいのだが、その甥御さんとお嫁さんは既に離婚なさっているとのことでした。
そこで私どものアドバイスは、甥御さんの元お嫁さんとの「委任契約」「任意後見契約」「死後事務委任契約」と「遺言状」の4つの公正証書の作成をすることでした。
これがあれば今は赤の他人である甥御さんの元お嫁さんでも安心して公式に頼れるし、遺産を相続してもらうことができます。
そこで以前カノンカフェでも講演をお願いした行政書士の勝(すぐれ)先生に連絡、準備を進めていたところ、その女性が緊急入院をされてしまいました。
病室で打合せを重ね、また公証人においでを願い、無事に4つの公正証書の作成は終わりましたが、当然ながら出張費あるいは特急料金等、掛けなくても良いお金が随分掛かってしまいました。
最初にご相談に来られた2年前にこれら証書を作っておけば無駄なお金も掛からなかったのにと思います。
余裕のある時に必要なことをやっておく事。
これが実は終活の根本だと言う事に改めて気づかされました。
親のための終活、どうしたらいいか判らないお方、あるいはもちろん自分の終活について一度きちんと考えてみたいお方は、4月14日(日)のカノンカフェ、お出かけになりませんか?お待ちしています。
※チラシ裏面の日程:4月16日 × → 4月14日 〇
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