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変化しながらつながること

2ヶ月前にいけたお花。ガラスの花瓶の中には枝にピンク色の根が生えてその色がとても綺麗です。お花も枝もずいぶんと長持ちしていますし、こんな風に当初にはなかった表情を見せてくれています。オンシジウムの黄色は華やかでしたが、緑の葉もまた落ち着いた雰囲気になりました。枝の上の方には、新芽が出て、その黄緑はまた爽やかです。極楽鳥花(ストレリチア)は一つの蕾から2~3輪の花を咲かせます。カノンで施行された葬儀社さんのYさんが教えて下さいました。一度あの迫力のある花を咲かせた後に、次々と咲いてくれるというのは、とても楽しみなことです。胞サヤの部分が膨らんでは花がまた開いていきます。実際こちらも、何度目かの花です。

植物の生命力にはいつも励まされる思いになります。もう終わったと思った命が変化しながらこうして今につながっていくことは奇跡のように感じます。この植物の例を考えると、同じように人の命がつながるというのはないかも知れません。(移植などの場合をのぞき)でも、やっぱり一人の方が生きたということは、変化をともないながら、人の心になにかをつなげていくものなのではないでしょうか。2ヶ月間、色いろな表情を見せてくれている花を見ながらそんなことを感じました。

今日は家族葬でのご葬儀が入っています。故人さま、ご家族が穏やかな時間を過ごして下さいますように。

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